東北地方太平洋沖地震報告書
各専門分野を考慮して、以下の体制で調査を開始することとしました。ただ、福島第一原子力発電所に関する情報が不明であったこと、被災の全体像が把握できない状況で、現地の調査を行う交通手段も確定しないことから、それらの情報をある程度得て、目安のついた頃に調査活動を開始することとしました。
調査団長 :丸山久一 副団長:中出文平、大塚 悟 第1班(地震動) 班長:大塚 悟 第2班(津波等) 班長:細山田得三 第3班(地盤災害) 班長:杉本光隆 第4班(構造物) 班長:長井正嗣 第5班(都市機能) 班長:中出文平 第6班(上下水道他) 班長:小松俊哉 第7班(情報関係) 班長:力丸 厚 実際には、最初に調査活動を開始したのは、第4班からで、3月24日に現地に向けて出発しました。その後、各班はそれぞれ独自に活動開始に必要な情報を収集し、9月頃までには、全ての班はそれぞれの調査活動を開始しました。
長岡技術科学大学環境・建設系長 丸山久一
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