平成16年新潟中越地震
長岡技術科学大学 新潟県中越地震調査団


調査団長:松本昌二
副団長:大塚悟
幹事長:佐野可寸志
団員: 海野隆哉,藤田昌一,丸山暉彦,福嶋祐介,中出文平,岩崎英治,

下村匠,豊田浩史,陸旻皎,小松俊哉,樋口秀,他

平成16年10月23日(土)に小千谷市,川口町付近を震源とする 新潟県中越地震が発生しました.震度7を記録した川口町や 全村避難となった旧山古志村(長岡市と合併)をはじめ甚大 な被害を被りました. 長岡技術科学大学では,実験設備等に被害が生じ, ライフラインもストップしたため,一週間授業の出来ない状態となりましたが, 施設に甚大な被害はありませんでした. また,教職員,学生にも,一部負傷者(軽傷)がおりましたが, 人命には影響ありませんでした.

一方,長岡工業高等専門学校は,施設に壊滅的な被害を受け, 避難指示が発せられました. 事務職員,教員,学生を本学で受け入れることにより, 教育研究活動が出来るようにご協力させていただきました. 多くの皆様より,ご支援,お見舞いを賜りましたことに対して, 心よりお礼申し上げます.

長岡技術科学大学は被災しましたが,地元の大学ということで, 色々な調査活動にご協力させていただきました. (社)土木学会の第二次調査団(家田仁団長)は, 長岡技術科学大学環境・建設系を拠点として調査活動を行い, 緊急提言を発表しました( http://www.jsce.or.jp/report/32/index.html ).現在,これらを総括する第三次調査団が報告書をまとめているところです. この活動の一環として,年が明けた1月17日(月)には, 長岡市内において「長岡技術科学大学中越地震調査報告会―地域再生への提言―」 を開催し,地域再生に向けて提言を行いました. また,今回の地震では土砂災害が多発したことより, (社)地盤工学会では,(社)土木学会との合同緊急調査を踏まえて, 本学の海野隆哉教授を委員長に中越地震災害調査委員会を設置しました( http://www.jiban.or.jp/saigai/iinkai.html ). 長岡技術科学大学環境・建設系でも, 中越地震調査団(団長:松本昌二,副団長:大塚悟)を発足させています. 今後は,調査研究活動を継続するとともに,地元への復興支援活動, 貢献を行う予定でいます.


「長岡技術科学大学中越地震調査報告会―地域再生への提言―」

日時: 平成17年1月17日(月) 13:00〜15:30
場所: ホテルニューオータニ長岡
主催: 長岡技術科学大学
後援: 土木学会,長岡商工会議所


新潟県中越地震被害報告書

本学教員による最新報告書です。PDF 版のダウンロードもできます。

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建設構造学 岩崎助教授
交通工学 高橋(修)助教授
水工学 犬飼助手
コンクリート 下村助教授
地盤工学 豊田助教授
増井技術職員


全体的な問合せ:松本昌二佐野可寸志