加藤 太基

地方都市における都市計画と固定資産税収の関連性に関する研究

樋口 秀 中出 文平 松川 寿也

地方自治体の都市計画や市街地整備事業を行うためには安定的な財政基盤が必要である。本研究は地方都市における、これまで実施されてきた都市計画と実際の固定資産税収の関連性について分析することを目的とする。
まず、7都市を対象にH18〜24の地積あたり評価額の増減率と増減額を評価した。次に、税収の変化が大きい地区から増加地区と減少地区を選定し開発行為と税収の変化を調べた。その結果、中心市街地の税収低下と相対的な郊外の税収増加が確認された。以上より、税収確保には郊外部ではなくより中心に近いエリアに開発を誘導すべきである。

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