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髙野裕太

農村地域における基幹集落の役割と今後のあり方について

中出文平・樋口秀・松川寿也

本研究は、農村地域で基幹集落が果たしてきた役割を明らかにし、また今後の基幹集落のあり方を提言することを目的とする。
新潟県内の農業集落から、規模・機能条件を設定し、基幹集落を抽出した。その中から中心性・機能性の高い3基幹集落を選定し、文献調査やアンケート調査から、生活関連機能や住民生活の実態を把握した。
その結果、以下の事がわかった。かつて地域に複数あった公共的施設が基幹集落へ統合され、店舗も減少している。また、それに合わせて公共交通機関が運行されている。しかし、住民は地区内の公共的施設を利用する一方、買い物等は地区外で行っている。基幹集落は、住民に対して公共的サービスを提供する役割を担っている。

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