三塚 隆弘

SPデータの信頼性向上のためのアンケートシステム開発

指導教員 佐野 可寸志

近年,モータリゼーションによって様々な問題が起こっている.これらの問題を解決する方法のひとつとして,LRTなど新交通システムの導入が考えられている.新交通システムの導入を検討する際には需要予測を行う必要があり,そのためにアンケート調査を行う.本研究ではこのアンケート調査の信頼性を向上させることを目的としたシステムの開発を行っている.
まだ導入されていない新交通システムのような仮想的なサービスの需要予測にはSP調査が必要となる.しかし仮想的な状況のアンケートであるため,回答値と実際の行動が必ずしも一致しないという短所がある.この原因のひとつとして,仮想状況をアンケートしているために回答者が状況をイメージしにくいということが挙げられる.イメージしにくいという点を改善し,データの信頼性を向上させる.
本研究では,プログラミング言語Javaを用いてシステム開発を行った.まずは新潟駅周辺マップを作成する.そして,始点終点を選択すると自動車,バス,LRTの3車種の経路,距離,時間,費用が計算され表示するというシステムを開発した.経路という情報が提示されることで回答者が仮想状況をイメージしやすくなると考えた.

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