木暮 匠倫

北海道内中小河川の貯留関数パラメーターの地理特性に関する研究

陸 旻皎

近年,中小河川では洪水被害が多発しており、新たな洪水対策が必要とされている.しかしながら,中小河川はデータが乏しく解析用モデルを適用することが難しい.そのような中で,モデルのパラメータ決定法として、容易に得ることのできる地理情報からパラメータを得る総合化がある.
本研究は永井ら(1982)による貯留関数の総合化を参考に北海道内の洪水データを用い,パラメータと流域面積の関係を調べることで貯留関数法のパラメータ推定式を得た.パラメータ推定式はいくつかの流域に適用したところある程度実用可能な式であることが確認された.また,時間分解能がパラメータに与える影響を考慮し,山本・陸(2006)の式を用い,時間分解能の影響の除去を行った.

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