鹿野 友和
レーザープロファイラによる中小河川河道情報の取得及びその応用に関する研究
陸 旻皎
近年，河道の空間情報の取得にレーザープロファイラが利用されている．その多くはレーザープロファイラデータのみを用いた方法ではなく，実測の空間データも必要となる．このため中小河川のように河道情報が少ない場合ではこの方法の適応は難しい．本研究では，レーザープロファイラデータのみを用いた空間的な河道情報の取得及びその応用について研究を行った．
この際，高水敷に多く見られる植生による標高の誤差は計画堤防形状を利用することでその除去を試みた．その結果，レーザープロファイラデータのみで河道横断面の抽出が可能なアルゴリズムを構築し，実測河道横断面との比較からアルゴリズムの妥当性を示した．また，取得した河道横断面が定期横断測量断面の代わりに使用できる可能性を流れの計算により確認した．
前のページに戻るには"戻るボタン"で戻ってください。