小野木 祐二

長岡市における震災時の公園利用の実態と課題に関する研究

中出 文平、樋口 秀

本研究では地方都市における震災時の公園利用実態とその課題を考察する。事例として2004年10月23日に発生した中越大震災後の長岡市で実態調査を行い、課題を挙げる。それにより市街化の進んだ地域での防災を考慮した公園のあり方を考察することを目的とする。
調査方法は、長岡市東部悉皆調査及び西部アンケート調査と、対象公園周辺ヒアリング調査を各公園30軒以上ずつ行う。
その結果、公園周辺1街区程度が公園へ避難したこと、コミュニティの発達した町内では避難行動がまとまっていたことが分かった。コミュニティの活性化をするために、公園を町内の庭と位置づけ、住民参加による公園整備をすることが防災を考慮した公園に大切であると考える。