杉本　昌吾

地方都市圏の将来人口分布予測に関する研究　―人口密度と土地利用規制に着目して―

樋口　秀 , 中出　文平

東北・北陸地方5都市圏の将来人口分布予測を、近年の開発動向を基にして行った。本研究ではメッシュデータを使用し、人口密度と土地利用規制に着目した。
得られた将来人口分布を土地利用規制状況別にみると、都市圏中心部の人口密度は現在のものに比べて著しく低下し、市街地外縁部での低下幅は小さい。また、5都市圏全てで人口規模の低下にもかかわらず、新興の居住範囲の拡大は止まらない。全体的にさらに人口密度の低い地域が増加する。